2014年8月22日金曜日

Vol.4 6channel 3wing pintail


   6channel 3wing pintail

1970年代前半にオーストラリアのシェイパー、コル スミスにデザイン、テストされ、できあがったシングルフィンのサーフボード。



   
     チャンネルボトムといえば、アラン バーンを思い起こす人も多いと思いますが、現在のチャンネルの定番になっている、6チャンネルを最初にデザインしたのは、上記したコル スミスなんです。彼は、モーニング オブ ジ アースに出演しているコール スミスとは別人ですが当時ボードデザイン、シェイプ、コンペティションで世界的に活躍されたサーファーです。

  でっ、僕は次にどんな板に乗りたいかという欲望が次から次にでてくるんですが、稀にハッキリとしたデザインが思い浮かばない時があります。

 そんな時は、トムさんが実験的に削ったストックボードや、トムさんが興味を持っているデザインのボードを削って貰ったりします。

    そして今回がコレ‼︎











    僕の好みでノーズに丸みを持たせたり、フラットデッキ気味なダウンレールにしてもらったりはしましたが、テールの感じはオリジナルに近い味付けになっています。

   でっ、乗り味はといいますと、僕もチャンネルの入った板に乗るのはこれが初めてで、一般的によく、早いとか、テールがリフトアップされる感じ、とか言われてますが、僕的な素直な感想は、シンプルなシングルフィンと比べて、圧倒的なターン性能にビックリしました。  勿論スピードも早いですが
ボンザーのよぉなテールのリフトアップではなく、ボトムの水流をチャンネルで真っ直ぐに整えることにより直進のスピードアップになり、さらにターン時は、外側に逃げよぉとする水流をチャンネルの低くて長い壁が適度な抵抗となりターン性能を向上させているというふうに感じています。
  あくまで僕個人の感想ですが^_^;



  




     勿論シングルフィンのサーフボード特有のしっとり感も味わえますし、スプレーを飛ばすよぉな激しいターンも可能なんですよ‼︎一石二鳥‼︎
   

      そぉです‼︎ マジックボードです❗️

  あんなに奇抜なボトムやテールデザインなのに、性能は綺麗にまとまっていて、それが又々1970年代初期にデザインされ、実際にコル スミスによりハワイのビッグウェーブのコンテストでも優勝迄もGETしているにもかかわらず、
このシングルフィンの6チャンネルとゆう素晴らしいデザインすらトライフィンの影に隠れて今日迄姿をひそめていたんですね。


 まだまだ面白いサーフボードのデザインていっぱいあるんでしょうね。



  


   

   皆さんも次に乗りたい板に迷ったら、是非トムさんに相談してみればいかがですか?彼は常に古きも新しきも、楽しそぉな物を創ることを考えていますよ!



   では、このあたりで、、

次はどんな板に乗ろうかなぁ?、、、








    Naoki hotrat


   

2014年6月16日月曜日

VOL3 custom order




   custom order

カスタマーがサーフボードを、ボードメーカーやシェイパーに注文すること。   



  皆さんは、サーフボードをオーダーする時どのような方法で誰にオーダーしていますか?

今回は、僕の板ができあがるまでの話しをしてみたいと思います。




    大抵の場合、前出したオーダーペーパーに長さ、幅、厚みとモデル名、好みのテール形状、色又はデザインを記入してショップのスタッフに渡し、1ヶ月から2ヶ月程でショップに届くという感じがセオリーではないでしょうか?   

   僕の場合シェイパーのトムさんに10本以上板をシェイプしてもらっていますが、一回もオーダーペーパーに記入したことはありません。

 もちろん僕とシェイパーのトムさんの間にショップスタッフなんてものも有りません。創る板は毎回長さも、形も、フィンの数も、色も、全く違う板ばかりです。


                                                                 



  


  では、どのようにオーダーしているかとゆうと、オーダーしているとゆうより、もはや電話で波乗りの話しをしているうちに、「こんな板オモロそうやねんけど!」「それにこんなんしたらもっとオモロいんちゃうの!」
ってな感じのやり取りを軽く4,5時間
してるうちに「ほな、今回は、こんな感じでいきましょか❗️」
  と、なりそこから長さや幅などの細かいことをとりあえず決めて、「ほな、後はまかしますわぁ!またアウトラインできたら写真送って!」となります。



なのでここにいたるまで、おそらく10時間は電話で喋って、3回は板のデザインや長さが変わったりします。

 

  

   僕の板のオーダーの仕方は毎回こんな感じなので、正直紙に数字だけ書いて
板を削る本人と直接話もしないで高いお金払って板を作るなんて考えられません。

  トムさんの場合ライダーとシェイパーの関係だから僕のような板作りをしてもらえるんではなく、望む人なら誰でもこんな関係で板を造ってもらえます❗️  沢山話しして、考えかたも徐々に理解しあい、出来上がってくる板なので毎回できあがりは想像以上やし、なによりシェイパーと乗り手の思いが熱く込められている板なので、調子悪いはずが無いんですよ❗️





   

  ってな感じで今回は僕流板のオーダー仕方を書きましたが、もしこんなオーダーの仕方に興味をお持ちの方は是非トムさんに相談から持ちかけて見てください‼︎ きっと翌月の携帯の通話料が半端ないことになるでしょう‼︎♪───O(≧∇≦)O────♪

  それは、冗談として、きっと新しいサーフィンの世界の幕開けになりますよ。   僕がそぉだったように。



   



                          naoki  hot rat

2014年4月28日月曜日

vol 2 history of stinger

1968年 BEN  AIPA  によってデザインされた、stingerは Bertlman, Ho, Kekai, Black,etc, 等
色んなサーファーによってハワイでTESTを繰り返し、 1970年カリフォルニア、サンディエゴの  ワールドコンテストに持ち込まれた。


Stinger の コンセプトとしてはtail から 1/3の所に stingを施し素早い反応と 流れる様な
スムーズな水の流れと ルーズ過ぎないtail の動きをswallow tail とのコンビネーションでうみだしている。又sting までのout line とそこからtail にかけてのout lina は 二つボードデザインのミックスで作られている、ノーズからsting 迄はsmall-wave board  そこからtail にかけては敏感な反応かもしくは speed-line (speed が出る) out-line に仕上げている。
又diamond-tail ,round-tail ,pin-tail,そしてもちろん swallow-tail のデザインは色んな長さ、幅、又
サーファーのスタイルに合わせてデザインされるべきだ。
それから AIPA は何回も、メインランドにも足を運び、Trestles,Swami's,Cardiff , でサーフしたり
ドナルド、タカヤマとstinger,をシェーブした。又色んなタイプのstingerをシェーブして
ホームブレイク (AlaMoana, Number 3's )  TESTをしてクオリティーを、上げて行った
そして、stinger はメインランドのサーファーによってSouth Africa, South America, Australia, 
Japan,  そして 彼が知りうるであろう所に伝えられた。


1975~1976 Winter North Shore Quivers,
 Larry  Bertlman

Mark  Richards




Post by TOM




TOM & HOTRAT HP
http://tomandhotrat.wix.com/hotrat













2014年4月8日火曜日

vol.1 Stinger Swallowtail

  

Stinger Swallowtaill / 1970年代前半ハワイのシェイパー、Ben Aipaによりデザインされた。シングルフィンのサーフボードに、ある種の革命を起こしたサーフボードデザイン







 とゆうことで、Hotrat magazine Vol.1のテーマに、何故スティンガーをえらんだのかというと、僕も最近知って凄くビックリしたのですが、ハワイのサーフレジェンド、あのバテンス カルヒオカラニが去年の11月2日に亡くなってしまっていたのです!

しかも、11月2日ってあのアンディー アイアンズの命日でもあるんです!

同じハワイのレジェンドサーファーが同じ日に…

僕個人バテンスのファンだったので、かなりショックな出来事でした。

そして、バテンスといえばスティンガーの申し子❗️


そして、コレも単なる偶然か、僕がここ最近ほぼ毎日のようにハマって乗っていたボードも3年前のフィッシュフライの出展用にトムさんがシェイプしたミニスティンガーなんです!

                                               photo by Dill

5.4   Mini sting   Tom and hotrat


実際この板にハマって乗っているのは今回で2回目、最初も板に合わせて自分で削った9.5インチのフィンとの相性がよく、その時のブレイクにも会っていてほとんど毎日このスティンガーばかり乗っていました。

 で、何故1回目のブームが終わったのかは又次の機会に。

それより何故2回目のスティンガーブームがきたのかを書きますね。

                                               photo by Dill



 ズバリ、今回試しに付けてみたこのフィンと板のセッティングが完璧な位に調子が良かったからなんです!


 見た目にもバランス良くて、前回のフィンの時に感じていた、シングルフィンやからしゃあないなぁ、的な部分が完全になくなったので〜す❗️

 このフィンについてもまた次の機会にでも…




  スティンガーが起こしたある種の革命とは、







                                        Dill photo




  このシークエンスを見ればわかるように、日本のビーチブレイクにありがちな力のない狭い波のポケットでも、シングルフィン特有の滑らかなスプレー飛ばしながら、こんな急激な切り返しが可能なんです。

あの緩く流れる様なターンが主流だったシングルフィンの時代にバテンス様はスティンガースワローに乗り360°や急激なカービングなど現在のショートボードに近いマニューバーを描いていたんです。それって革命でしょ?


  






  バテンスのことを、書いていると急に
この人の事が頭に浮かんできた。

そぉ、エレキギター界の革命児ジミー ヘンドリックス。

 この人も世界で初のソリッドエレキギターで、その当時あり得なかったサウンドを奏でた。


しかもバテンスと同じアフリカ系の血を引き、ヘアスタイルは2人揃ってアフロヘア。右利き用のギターを左側に持って演奏していた。ちなみにバテンスも当時のショートボードではあり得なかったスイッチスタンスを得意としていたりと、カブってしまうところが余りにも多くて。

 あげくの果てには、上の写真のギター
はなんとスワローテールときたもんだから単なる偶然とは思えない‼︎


 話しが脱線し過ぎましたが、アイパとバテンスらハワイアンサーファーが起こしたある種の革命は、その後におきるフィンの枚数を増やすという単純なデザイン変化の影に隠れてしまうことになりました。 

 確かにフィンの枚数を増やすことでボードのコントロール性能が上がることは今や当たり前の事実ですが、

  その選択肢以外にもサーフボードの性能を上げることのできるデザインがあったことも、知っておくべきだと僕は思う。



                                          Dill photo


   何故なら、僕自身最新のショートボードでサーフするより、このスティンガーでサーフする方が気持ちいいと感じる波のコンディションが多いのも事実。

そして、あの当時のアイパやバテンスらの気持ちを少しでも感じてサーフィンの歴史の一片に触れられた気がするから。





最後に、天国に行ったバテンスへ、

    貴方というサーファーがいてくれてホンマに良かった、もし貴方がいなければ、僕のサーフィン人生は大きく変わっていたに違いない。

 サーフィンの世界に大きないいモノを残してくれてありがとう。

今僕は、海でそれを感じさせてもらってます。



                                     Dill photo
    

                    Naoki Hotrat










TOM & HOTRAT HP
http://tomandhotrat.wix.com/hotrat

2014年4月2日水曜日

New Home Pege


この度Tom&Hotratのホームページがリニューアルされましたぁ!

今後は、このブログに写真付きでボード紹介や、シェイパーTomのボードコンセプトなどを、Hotrat Magazineとして掲載していく予定なのでチェックよろしくお願いします❗️