Stinger Swallowtaill / 1970年代前半ハワイのシェイパー、Ben Aipaによりデザインされた。シングルフィンのサーフボードに、ある種の革命を起こしたサーフボードデザイン
とゆうことで、Hotrat magazine Vol.1のテーマに、何故スティンガーをえらんだのかというと、僕も最近知って凄くビックリしたのですが、ハワイのサーフレジェンド、あのバテンス カルヒオカラニが去年の11月2日に亡くなってしまっていたのです!
しかも、11月2日ってあのアンディー アイアンズの命日でもあるんです!
同じハワイのレジェンドサーファーが同じ日に…
僕個人バテンスのファンだったので、かなりショックな出来事でした。
そして、バテンスといえばスティンガーの申し子❗️
そして、コレも単なる偶然か、僕がここ最近ほぼ毎日のようにハマって乗っていたボードも3年前のフィッシュフライの出展用にトムさんがシェイプしたミニスティンガーなんです!
5.4 Mini sting Tom and hotrat
実際この板にハマって乗っているのは今回で2回目、最初も板に合わせて自分で削った9.5インチのフィンとの相性がよく、その時のブレイクにも会っていてほとんど毎日このスティンガーばかり乗っていました。
で、何故1回目のブームが終わったのかは又次の機会に。
それより何故2回目のスティンガーブームがきたのかを書きますね。
ズバリ、今回試しに付けてみたこのフィンと板のセッティングが完璧な位に調子が良かったからなんです!
見た目にもバランス良くて、前回のフィンの時に感じていた、シングルフィンやからしゃあないなぁ、的な部分が完全になくなったので〜す❗️
このフィンについてもまた次の機会にでも…
スティンガーが起こしたある種の革命とは、
このシークエンスを見ればわかるように、日本のビーチブレイクにありがちな力のない狭い波のポケットでも、シングルフィン特有の滑らかなスプレー飛ばしながら、こんな急激な切り返しが可能なんです。
あの緩く流れる様なターンが主流だったシングルフィンの時代にバテンス様はスティンガースワローに乗り360°や急激なカービングなど現在のショートボードに近いマニューバーを描いていたんです。それって革命でしょ?
バテンスのことを、書いていると急に
この人の事が頭に浮かんできた。
そぉ、エレキギター界の革命児ジミー ヘンドリックス。
この人も世界で初のソリッドエレキギターで、その当時あり得なかったサウンドを奏でた。
しかもバテンスと同じアフリカ系の血を引き、ヘアスタイルは2人揃ってアフロヘア。右利き用のギターを左側に持って演奏していた。ちなみにバテンスも当時のショートボードではあり得なかったスイッチスタンスを得意としていたりと、カブってしまうところが余りにも多くて。
あげくの果てには、上の写真のギター
はなんとスワローテールときたもんだから単なる偶然とは思えない‼︎
話しが脱線し過ぎましたが、アイパとバテンスらハワイアンサーファーが起こしたある種の革命は、その後におきるフィンの枚数を増やすという単純なデザイン変化の影に隠れてしまうことになりました。
確かにフィンの枚数を増やすことでボードのコントロール性能が上がることは今や当たり前の事実ですが、
その選択肢以外にもサーフボードの性能を上げることのできるデザインがあったことも、知っておくべきだと僕は思う。
何故なら、僕自身最新のショートボードでサーフするより、このスティンガーでサーフする方が気持ちいいと感じる波のコンディションが多いのも事実。
そして、あの当時のアイパやバテンスらの気持ちを少しでも感じてサーフィンの歴史の一片に触れられた気がするから。
最後に、天国に行ったバテンスへ、
貴方というサーファーがいてくれてホンマに良かった、もし貴方がいなければ、僕のサーフィン人生は大きく変わっていたに違いない。
サーフィンの世界に大きないいモノを残してくれてありがとう。
Naoki Hotrat
TOM & HOTRAT HP
http://tomandhotrat.wix.com/hotrat
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